この記事では、「ジョセフ チーニー」の『ケンゴン』についてレビューしていきます。
「ジョセフ チーニー」ってどんなブランド？
「JOSEPH CHEANEY(ジョセフ チーニー)」は、イギリスの北部に位置するノーザンプトン州の郊外、デスバラーで1886年に設立されました。カッティングからファイナルポリッシュまでのすべての工程をノーザンプトン州で行い、イギリス伝統のグッドイヤーウェルト製法で新しいスタンダードを作り出すシューメーカーとして非常に人気があります。
ジョセフ チーニーは、英国の良心や伝統を大切にしながらも、新しいスタイルにも挑戦しています。長く蓄積された技術やモノづくりに対する姿勢はもちろん、保有する多くのアーカイブをそのまま復刻するのではなく、時代にあったシューズを生み出しています。様々なブランドの注文に柔軟に対応してきた歴史と職人の技術があるからこそ成せる技です。
https://cheaney.jp/about/material/
『ケンゴン』の特徴
| 商品名 | CAIRNGORM 2R |
| 型番 | CNY10115020000 |
| 価格(税込) | ¥88,000 ※2023年6月時点 |
| アッパー | グレインカーフレザー(シボ) |
| ソール | コマンドソール(オリジナル) |
| 製法 | ヴェルトショーン |
| トゥ | ストレートチップ |
お気に入りポイント・微妙なポイント
お気に入りポイント
雨の日でも履ける革靴
『ケンゴン』はミリタリーシューズをもとに制作された革靴であるため、雨に強く非常にタフな作りとなっています。
代表的な仕様として、『ケンゴン』はシボ感のあるグレインカーフレザーを使用しています。
そのため、レザーの天敵である水に比較的強く、傷や汚れにも非常に強いです。
また、『ケンゴン』は”ヴェルトショーン製法“という特殊な製法を採用しています。
一般的なグッドイヤーウェルト製法だと縫い目が多く、ソールの隙間から雨水が侵入してくる特徴があります。
一方、”ヴェルトショーン製法“ではソールをアッパーレザーで覆うように縫い付けるため、雨水が侵入してくる心配はありません。
さらに、『ケンゴン』は足の甲を覆うベロが羽根の部分と繋がっている”ベローズタン”という仕様を採用しています。
ベロと羽根の間から雨やホコリの侵入を防ぐ仕様となっており、トレッキングブーツなどのアウトドアシューズによく見られるものです。
以上の仕様から、『ケンゴン』は雨に対し非常に強い革靴であると言えます。
ビジネスでもカジュアルでも合う革靴
パッと見は一般的な革靴と大差ないため、ビジネスシーンでも問題なく使用できるかと思います。
※スーツスタイルだと多少厳しいかもしれませんが、ジャケパンスタイルであれば許容範囲かと思われます。
しかし、細かく見るとタフでスポーティーな仕様であるため、カジュアルスタイルにも違和感なく合わせることができます。
ジーンズ・チノパンはもちろん、ミリタリーシューズを出自とした靴であることからカーゴパンツにも合わせられるため、『ケンゴン』１足で非常に広いスタイルをカバーすることができます。
長く愛用することで深いエイジングを楽しめる
上記のとおり『ケンゴン』はタフなシューズであることから、長く愛用することで深いエイジングを楽しむことができます。
新品のドレッシーなルックスも良いですが、エイジングが進んだ渋いルックスもとてもカッコいいです。
私が所有している『ケンゴン』はブラックでまだ１年ほどしか経っていないため、エイジングがあまり進んでないように見えますが、引き続き丁寧に愛用し、どのような変化が現れるのかチェックしていきたいと思います。
微妙なポイント
取扱店が少ない
現在はネットショッピングが当たり前になり、シューズをネットで購入することへの抵抗も少なくなってきました。
しかし革靴はサイズフィッティングがシビアであり、決して安い買い物でもないため、必ず試着して、納得したうえで購入したいものです。
「ジョセフ チーニー」は主に『BRITISH MADE』というセレクトショップで取り扱われていますが、都内また各地方の都市部にしか実店舗がないため、地方の人からすると実物を見て試着することがなかなか難しいです。
『BRITISH MADE』ではホームページで細かいサイジングの方法を紹介していたり、無料でフィッティングサンプルを貸し出しているため、こういったものをうまく利用して自分にあったサイズを購入しましょう。
まとめ
今回は「JOSEPH CHEANEY」の『ケンゴン』について紹介しました。
雨でも履けるほど耐久性があり、しかもビジネスからカジュアルまで幅広いコーディネートに対応できるため、ぜひとも１足は持っておきたいです。
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